不眠の子守唄

書評ブログ。たまに洋楽や美術館。読書は海外文学・新書・古典etc... 不定期更新

2020-04-18から1日間の記事一覧

「優しすぎる父親」は孤独死してしまう運命にあるのか?ーオノレ・ド・バルザック『ゴリオ爺さん』あらすじ・感想

老人ホーム(宿泊ありのデイサービス)でボランティアをしたことがある。 実の子どもたちもほとんど世話をしに来てくれないようなお年寄りを目の当たりにして、心が痛んだ。ーーそのようなお年寄りの方々も、若いときは人並み以上に子どもに愛情と金銭を注い…

きっと、あなたが探していた名文に出会えるーライナー・マリア・リルケ『マルテの手記』書評・感想

リルケの『マルテの手記』は、長編小説というよりは詩である。ともすれば精神を病んでいそうな青年の紡ぐ、美しい言葉の数々に、共感できる人は多いのではないか。 この作品について、私はまだその素晴らしさを十分には咀嚼できていないと思うが、素晴らしい…