不眠の子守唄

書評ブログ。たまに洋楽。読書は海外文学、音楽は洋楽多め。不定期更新

ロシア・東欧文学

ロシア・東欧(旧共産圏)の文学についてまとめています。

ミラン・クンデラをはじめて読むならこの一冊ー『冗談』あらすじ・感想

ミラン・クンデラが2020年のフランツ・カフカ賞を受賞したらしい。フランツ・カフカ賞というのは、2006年に村上春樹が受賞したことで日本でもよく知られるようになった、チェコの文学賞である。 クンデラといえば、『存在の耐えられない軽さ』があまりに有名…

ロシア文学入門! 甘酸っぱいようで衝撃的な恋愛小説ーツルゲーネフ『はつ恋』あらすじ・感想

ロシア文学と言えばドストエフスキーとトルストイの二大巨頭があまりに有名だが、この二大巨頭の作品を読むのはあまりに骨が折れる。 ーーそんなイメージでロシア文学を敬遠している人も多いかもしれない。 だが、ドストエフスキー作品と対極に属すような、…

ナボコフ『ロリータ』を読んでみて、この本に対しての誤解に気づいた―『ロリータ』あらすじ・感想

いわゆる「ロリコン」や「ロリキャラ」あるいは「ゴスロリ」「ロリータファッション」などの「ロリ」というのは、ロシア出身のアメリカの作家ウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ』に登場する少女ドロレス・ヘイズの愛称「ロリータ」に由来している。 「…

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』が不朽の名作である理由

私は寝る前に本を読むのだが、私の「寝る前に読む本」シリーズで最高に素晴らしかったのが、このミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』である。 正直、この本は恋愛小説としてはつまらないかもしれない。だから集英社文庫の帯にある「20世紀恋愛小説…

死ぬまでに読みたい海外文学の名作おすすめ100選

海外文学を読んで「教養人」になりたい! と思ったが、いまいちどんな本を読めばいいのか見当がつかない。 そんな中、新潮社『考える人』2008年の春号に掲載された「海外の長編小説ベスト100」が、読書の道しるべとして有用そうだったのでここにまとめ、読ん…