不眠の子守唄

書評ブログ。たまに本以外も。読書は海外文学、音楽は洋楽多め。不定期更新

古文・漢文

古文(明治以前の文学作品)や、漢文についてまとめています。

『まんが訳 酒吞童子絵巻』(ちくま新書)書評・感想ーマンガ理論で生まれ変わる絵巻物

新書を買いそろえるのが趣味なのだが、最近は忙しくあまり読めていない。 その中で、非常に読みやすく、かつ面白かったのが、ちくま新書から出た大塚英志監修/山本忠宏編『まんが訳 酒呑童子絵巻』である。 その名の通り、『酒吞童子絵巻(酒天童子絵巻)』…

『捜神記』こそ、面白い漢文教材である―三国時代の不思議な逸話集

私は漢文がものすごく好きなのだが、世の中には漢文が嫌いな人も多いようで悲しんでいる。 この原因は、おそらく句法の暗記などのめんどくささがあるだろう。確かに句法の暗記というものは面倒である。 しかし、そのような「めんどくさい」技能を少し頑張っ…

死ぬまでに読みたい海外文学の名作100選

海外文学が好きだ。他国の歴史や文化を感じることができるからだ。そして、なんといっても海外文学を読んでいると、文学批評から歴史まで、いろいろな知識がつながるのが良い。教養人になった気分になるし、実際けっこう教養が身についているんじゃないかと…

中国古典は面白い! 幽玄の中華ファンタジー『聊斎志異』の魅力

漢文が嫌いな人は多いらしい。きっと中学・高校の漢文の授業がつまらなかった、という人が多いのだろう。 だが、中国の古典にはものすごく面白いものも多いと私は思っている。 その最たる例が、この「聊斎志異」である。今回は、もし読者の方が漢文にネガテ…

コスパ最強の読書は「古典的作品」を読むことである理由

すべての読書人には、何かしらの読書の方向性を持っているだろう。 この方向性は十人十色である。 全く他人に強制する気はないし、理解されなくても良いが、私は基本的に「古典」と呼ばれる本に価値を見出し、そのような本をできる限り多く読むことを目標と…