不眠の子守唄

書評ブログ。たまに本以外も。読書は海外文学、音楽は洋楽多め。不定期更新

小学館のコミックス

小学館のコミックスについてのカテゴリーです。

高橋留美子の短編集おすすめランキング

1970年代後半~80年代の『うる星やつら』・『めぞん一刻』に始まり、90年代の『らんま1/2』、2000年代の『犬夜叉』、2010年代の『境界のRINNE』、そして2020年現在連載中の『MAO』と、連載作品すべてがヒット作品という生ける伝説・高橋留美子。 しかし、ど…

「毒親」を描いた珠玉の短編集 萩尾望都『イグアナの娘』【あらすじ・感想】

昨今、「毒親」などという言葉に代表されるように、いびつな家族・親子関係がクローズアップされることが多いように思う。 子供を愛せない親、愛さずに育ったことによる愛着障害、そして愛されなかった子供が親になっても愛し方がわからないという問題......…

高橋留美子『めぞん一刻』が、今読んでも面白い理由【あらすじ・考察】

親戚の影響で「マンガと言えばあだち充・高橋留美子」という環境で生まれ育った。 この小学館を代表する二大巨頭の作品はどれも読んだが、小学生の時分あまり記憶に残らなかったのが、高橋留美子の『めぞん一刻』だった。 まあ、小学生が読んで面白さがわか…

『らんま1/2』で天童あかねはどうして泳げないのか?

最近サンデーうぇぶりというアプリで、高橋留美子の超名作『らんま1/2』を読み直していたのだが、どうでもいいことに気づいたのでここに書く。 『らんま1/2』を読んだ方はご存知のように、ヒロイン・天童あかねは、カナヅチなのである。 しかし、天童あかね…

「一冊で終わるマンガ」の傑作はこれだと思う―あだち充『じんべえ』の凝縮された魅力

「一冊で終わるマンガ」で一番お薦めのマンガは? と聞かれたら、私はあだち充の『じんべえ』を推す。(もっとも一冊で終わるマンガなんてあまり思いつかないが...笑) 「あだち充マンガを読んでみたいけど、少し長い気がする」と思っている方がいらっしゃっ…

「ゲーマー」の逆説的に描く現実讃歌ー若木民喜『神のみぞ知るセカイ』

若木民喜「神のみぞ知るセカイ」という漫画がある。 ラブコメディの全ての魅力を備えたような作品で、非常に好きな作品である。 今回は、このマンガの魅力を極力ネタバレしないよう紹介したい(少しはネタバレしてしまうので、絶対にネタバレが嫌な方はお気…

あだち充『H2』ラストの考察

あだち充の『H2』は本当に名作だと思っているのだが、名作を名作たらしめる所以の一つは、人によってラストの解釈が分かれることにあるのではないかと思う。 ここでは表題通り、あだち充『H2』のラストについて、私なりに考察していきたい。 ▼関連記事 morii…

あだち充の最高傑作が『H2』である理由

あだち充の最高傑作は何か? という問いには、三者三様の答えがあると思うが、私は断然『H2』を推したい。 色々と理由はあるが、やはり『H2』は、あだち充作品のエッセンスを凝縮した作品だから、というのが理由に尽きるだろう。 ここでは、極力ネタバレなし…